Now Loading...

Now Loading...

映画『バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版』公式サイト 2023年3月3日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開 地上最後の⾃由な魂が解き放たれる・・・現実を切り裂き、時空を駆け抜けるアメリカン・ニューシネマの雄篇。4Kデジタルリマスターで50年ぶりの爆⾛再公開!

映画『バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版』公式サイト
ティザービジュアル ティザービジュアル ティザービジュアル ティザービジュアル
2023年3月3日より<永遠の無限>ロードショー!
正義も愛も理想も失った世界から、無限の自由へと跳躍した男の魂の旅正義も愛も理想も失った世界から、無限の自由へと跳躍した男の魂の旅

陸送屋のコワルスキーは、70年型ダッジ・チャレンジャーをデンバーから1200マイル離れたサンフランシスコまで15時間で届けるという無謀な賭けをした。爆走するその車を追って各州警察が追跡を開始。警察無線を傍受した盲目の黒人DJスーパー・ソウルは、ラジオでその模様を実況中継する。大勢の野次馬やメディアが押し寄せる中、コワルスキーは、ブルドーザーが道路封鎖するバニシング・ポイント<消失点>に向かってアクセルを踏み込んでいく…。

『バニシング・ポイント』は、権力への反抗と現実に敗北する者たちを感傷的に描いた多くのアメリカン・ニューシネマとは一線を画し、作品全体の乾き切った精神性に加え、遡行と跳躍によって非直線的に描かれる【時間】という概念の表現を革新、かつてない高みに達した鮮烈・孤高の雄篇だ。現実に対する底知れぬ虚無と諦念を抱え、速度の限界に挑むコワルスキーの姿は、観る者をスピードの陶酔と快楽の果て、時空も生死も超越した無限の境地へと誘っていく。

初公開時、日本では有楽町スバル座で大ヒット、キネマ旬報ベスト・テンでも第5位という高評価。スティーヴン・スピルバーグ監督はフェイバリットであることを公言し、クエンティン・タランティーノ監督も自作『デス・プルーフ』(07)でオマージュを捧げた。ガンズ・アンド・ローゼズは歌詞に本作の台詞を引用、プライマル・スクリームも同名アルバムを発表するなど、多くのミュージシャンたちにも絶大な影響を与えている。

監督は、『荒野に生きる』『ロリ・マドンナ戦争』の鬼才リチャード・C・サラフィアン。正体不明だった脚本のギレルモ・ケインの名は、現在ではキューバ出身の作家、評論家として名高いギリェルモ・カブレラ=インファンテ(2005年死去)のペンネームだったことが知られている。ラテン・アメリカ文学特有の<魔術的リアリズム>による、オープニングとエンディングが「メビウスの輪」のように繋がった円環的な構成、そして魂の不滅を描いたこの作品の主題に改めて目を向ければ、<カー・アクションの頂点><史上最高のロードムービー><カウンターカルチャー映画の重要作>と謳われてきたこの作品が、それだけでは済まされない画期的な作品だったことが納得されるだろう。約50年ぶりとなる再公開は、映画史に超然と屹立する『バニシング・ポイント』に新たな解釈と評価をもたらす千載一遇の機会となるに違いない。

正義も愛も理想も失った世界から、無限の自由へと跳躍した男の魂の旅

監督:リチャード・C・サラフィアン | 製作:ノーマン・スペンサー | 製作総指揮:マイケル・ピアソン | 原案:マルコム・ハート | 脚本: ギレルモ・ケイン | 撮影:ジョン・A・アロンゾ | 音楽監修: ジミー・ボーウェン | 編集 : ステファン・アルンステン | スタントコーディネーター: キャリー・ロフティン、ルー・イライアス

出演
コワルスキー:バリー・ニューマン
スーパー・ソウル:クリーヴォン・リトル
砂漠の老人(砂金とり) :ディーン・ジャガー
ベラ:ヴィクトリア・メドリン
チャーリー (若い警官):ポール・コスロ
コリンズ(年とった警官) :ボブ・ドナー
エンジェル:ティモシー・スコット
ヌードのバイク娘:ギルダ・テクスター
歌手たち:デラニー&ボニー&フレンズ
司祭ホバー:セヴァーン・ダーデン
スーパー・ソウルのエンジニア:ジョン・エイモス
ヒッチハイカーの男#1:アンソニー・ジェイムス
ヒッチハイカーの男#2:アーサー・マレット

1971年 | アメリカ |カラー|ビスタ | モノラル | DCP | 99分
キューピッドプロダクション作品 | 20世紀FOX映画
© 1971 Twentieth Century Fox Film Corporation. Renewed.
1999 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
キングレコード提供 コピアポア・フィルム配給

全篇に流れるニューロック
★スーパー・ソウルのテーマ/J・B・ピッカーズ
★俺とあの娘/ボビー・ドイル
★どこへ行こうか/ジミー・ウォーカー
★ウェルカム・トゥ・ネヴァダ/ジェリー・リード
★わがイエス/セガリーニ&ビショップ
★ランナウェイ・カントリー/ダグ・ディラード・エクスペディション
★ユー・ガット・トゥ・ビリーヴ/デラニー&ボニー&フレンズ
★ラヴ・テーマ/ジミー・ボーウェン・オーケストラとコーラス
★ソー・タイアード/イヴ
★表現の自由/J・B・ピッカーズ
★ミシシッピ・クィーン/マウンテン
★イエスへの叫び/ビッグ・ママ・ソーントン
★オーヴァー・ミー/セガリーニ&ビショップ
★バニシング・ポイント/キム&デイヴ

photo
コメント
やり場のない怒りと
八方ふさがりの諧謔が
暴発し、乱反射しながら
この狂った世界を突っ走っていく!
やってらんねえんだよ、クソッタレ!!
真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)
何から逃げて何を追い求める!
心優しき人々に出会い交わりそんなすべてにサヨウナラ!
乾いた大地は潤わない!乾いた奴らにゃ涙も出ない!
ひとりの男が巻き起こす静かで熱狂のカーチェイス!
圧倒的映像とイカした音楽に抱かれて俺たちは死んだ。
そしていま、50年の眠りから蘇る!
さあ劇場へ走れ!かっとばせ!遅れをとるな!先いくぜ!
窮屈な時代にウンザリしてる全人類よ!
終わりのはじまりが幕を開ける!
さあ、スーパーソウルを響かせろ!!
瀧川鯉八(落語家)
アメリカン・ニューシネマ孤高の傑作『バニシング・ポイント』。その脚本を書いたのが、バティスタ独裁政権に反抗してキューバ革命に加わり、カストロやゲバラと対立して亡命、何度も発禁・公開禁止と闘いながらスペイン語圏最高の文学賞を獲得するに至った作家G・カブレラ=インファンテだと知って見直す時、現代のユリシーズ=コワルスキーの反骨の走りは新たな輝きを放つだろう。
花方寿行(静岡大学教授 ラテンアメリカ文学・比較文化研究)
ヒッピー時代が挫折感の中で砕けてしまった1970年代初頭にこの映画は感覚的に多くの若い人の心に響いたものでした。ぼくもその一人で、理屈で語るのは難しいですが、今見てもあの時期の空気が甦ってきます。史上最高のカー・チェイスを選ぶとしたら候補になるし、砂漠の中で演奏するディレイニー&ボニーのシュールな姿も貴重です。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
ダッヂ・チャレンジャー、HONDA CL350、トライアンフのチョッパー、そしてスーパーソウル!
大好きな映画で最高のモーター映画なのだが、いまほど心に響いたことは無かった。
『この地球最後の美しい自由な魂』
始まりが終わりのバニシング・ポイントをつっ走るコワルスキーは神話の中を生きる殉教者だった。
空族 相澤虎之助(脚本家・監督)
後追い世代の私が『バニシング・ポイント』なるカルト映画を知るきっかけとなったのは、プライマル・スクリームがタイトルを拝借して独自にサントラのようなアルバムを作ったこと、タランティーノが『デス・プルーフ』に白いダッジ・チャレンジャーを登場させたことでした。デンバーからカリフォルニアまで猛スピードで車を届けるというファスト&シンプルなストーリーゆえに、汲めども尽きぬ魅力を放つこの不思議な映画をこの度、劇場で観られることに大きな喜びを感じます。
鳥居真道(トリプルファイヤー)
白い車と白い粉、スピードでもって地上の束縛からの自由を求めたチャレンジャーの、天空への跳躍台ならざる“消失点”へと到達する大いなる助走。破滅的祝祭の音頭を取るかくも罪深き音楽。これを見届けるのみならず、スーパー・ソウルの声に深く耳を傾ける者にとっては、聖典の如きフィルムとなるだろう。
荘子it (ミュージシャン/Dos Monos )
衝撃作。
大胆不敵で、詩的で、完全なる自由へ連れて行ってくれる映画。
こういうアクション映画には滅多に出会えない。
何度も見たくなるループの仕掛けと、圧倒的なカースタントの技術、
善とも悪とも言えない複雑な人間模様、全てに心を奪われた。
子供の時に感じていた映画への純粋な没入感と
晴れやかな気持ちを思い出させてくれました。
伊澤彩織(スタントパフォーマー、俳優)
伝説のスタント・ドライバー、ケイリー・ロフティンの神がかったテクニックが炸裂する98分間の疾走。
'消失点'へと爆走するダッジ・チャレンジャーは誰にも止めることはできない。誰にも。
テレビモニターやPCの画面で、あなたはコワルスキーの走りを目撃することができる。
だが、劇場のスクリーンでは、あなたも共に'走る'のだ。
鬼塚大輔(映画評論家)
71年の日本盤LPの帯には"「イージーライダー」をしのぐ人気!このロックの渦!"と書かれていた。同映画音楽はジミー・ボーウェンのプロデュースによるすぐれもの。映画の主題歌を歌ったキム&デイヴのキムは81年の「ベティ・デイビスの瞳」が全米で大ヒットを放ったキム・カーンズ。プライマル・スクリームの97年のアルバム「バニシング・ポイント」はこの映画を愛するメンバーが同映画をコンセプトにして制作した名作。
川田寿夫(バイヤー)
なにごとかと集まった見物人たちも、ドライバーをとっつかまえようとする警察官たちも、盲目なはずのDJまで、呆然と一点を見つめている。彼らの視線は恐ろしいほどの速度で大地を切り裂くドライバー=コワルスキーのそれと重なる。いったい何を見てるのか?アメリカが失った純粋さか。スピードがもたらす自由な魂か。いやいや、そんなものは、はじめからない。この映画が素晴らしいのは、その視線の先に何もないことだ。我々は50年経ってもあの場所で、来るはずのないものが訪れることを信じて、呆けた顔でずっと一点を見つめている。
佐向大(脚本家・監督)
孤独なスピード狂コワルスキーを乗せた白いダッジ・チャレンジャーが、ラジオD Jスーパー・ソウルの黒い魂と共鳴しつつ、広大な荒野を西へ西へと爆走する。全てから逃げ去ろうと走り続けるもやがて消失点へと至る、開拓者を思わせる彼の旅路は、狂乱の60年代を経て袋小路に入り込む、70年代アメリカが歩んだ道そのものだ。
冨塚亮平(アメリカ文学/文化研究者)
リマスターされたのか、かつてよりパワフルに冒頭から大地を揺らすご機嫌ソウルミュージック。
そのリズムに乗り白いダッジ・チャージャーが荒野を走る。黒いエネルギーで加速する白い暴走。もちろん暴走はノーフューチャーである。
そんな70年代に幻視された西欧白人社会の終末/週末の映像は、まさに幻視された未来である今ここを反転させて半世紀前へと引き戻し、われわれの現在地を示すだろう。
樋口泰人 (VOICE OF GHOST)
リチャード・C・サラフィアン監督は「見えなくても存在しているもの」をめぐる映画だと語る。
The J.B. Pickersの“Freedom of Expression”が流れ出し、車体とドライバーの意識が一体となって、
メビウスの輪がぐるりとまわり中心点で交差した瞬間、一気呵成に消失する、
その映画的なカタルシス! 1971年、ニューシネマはここにその思想性と超現実主義、
スピード、アクションとロックンロールの理想的な融合を果たした。
そして21世紀――主人公の魂は今もアメリカ荒野を疾走し続けていた。
渡部幻(映画批評/編集者)
劇場情報
公開日 地 域 劇場名
北海道
上映終了 札幌市 シアターキノ
上映終了 函館市 シネマアイリス
上映終了 苫小牧 シネマ・トーラス
東 北
上映終了 仙台市 チネ・ラヴィータ
上映終了 山形市 フォーラム山形
上映終了 福島市 フォーラム福島
関 東
上映終了 新宿区 シネマート新宿
上映終了 千代田区 ヒューマントラストシネマ有楽町
上映終了 豊島区 シネマ・ロサ
上映終了 墨田区 Stranger
上映終了 武蔵野市 アップリンク吉祥寺
上映終了 立川市 立川シネマシティ
上映終了 世田谷区 下高井戸シネマ
上映終了 豊島区 新文芸坐
7月9日 目黒区 目黒シネマ
上映終了 横浜市 ムービル
上映終了 川崎市 109シネマズ川崎
上映終了 厚木市 あつぎのえいがかん kiki
上映終了 柏市 キネマ旬報シアター
上映終了 深谷市 深谷シネマ
上映終了 那珂市 あまや座
上映終了 宇都宮市 宇都宮ヒカリ座
上映終了 小山市 シネマロブレ
上映終了 高崎市 シネマテークたかさき
甲信越静
上映終了 新潟市 シネ・ウインド
上映終了 上越市 高田世界館
上映終了 長野市 長野ロキシー
上映終了 静岡市 静岡シネギャラリー
上映終了 浜松市 シネマe_ra
中部・北陸
上映終了 名古屋市 名古屋シネマテーク
上映終了 刈谷市 刈谷日劇
上映終了 豊橋市 ユナイテッド・シネマ豊橋18
上映終了 伊勢市 進富座
上映終了 富山市 ほとり座
上映終了 金沢市 シネモンド
関 西
上映終了 大阪市 シネマート心斎橋
上映終了 大阪市 第七藝術劇場
上映終了 堺市 MOVIX堺
上映終了 京都市 アップリンク京都
7月14日 京都市 京都みなみ会館
上映終了 神戸市 cinema KOBE
上映終了 神戸市 cinema KOBE
アンコール上映
上映終了 尼崎市 塚口サンサン劇場
上映終了 宝塚市 シネピピア
中国・四国
上映終了 岡山市 シネマ・クレール丸の内
上映終了 広島市 横川シネマ
上映終了 尾道市 シネマ尾道
上映終了 高松市 ホールソレイユ
上映終了 松山市 シネマルナティック
九州・沖縄
上映終了 福岡市 KBCシネマ
上映終了 中間市 ユナイテッド・シネマなかま16
近日公開 佐賀市 シアター・シエマ
上映終了 熊本市 Denkikan
上映終了 大分市 シネマ5
上映終了 鹿児島市 天文館シネマパラダイス
上映終了 那覇市 桜坂劇場
TWITTER